願わくば

先日、ポケットモンスター ルビーを遊びたく中古商品をAmazonで注文した。理由により2つも。

その理由というのが、中々ないめぐり合わせだが、色々当時の配信データを保持していたROMを引いたからである。

このROMには「むげんのチケット」が含まれていた。

これは当時ワールドホビーフェア等で受け取れたもので、ラティアスorラティオスの居る「みなみのことう」へ行くことが出来るようになるという代物。

実際に受け取れなかった子供たちのことを思ってか、会場で配信を受け取ったROMは受け取っていないROMに対しておすそわけできる機能を有していた。(この方法で受け取ったROMは他のROMに再配布することはできない)

20年前の作品だが、流石にこの状態のデータが残っているものを、消して遊ぼうとは思えなかったので、1000円くらいええかと2つめ買うことにした。

 

当時の自分もワールドホビーフェアへ足を運んでこれを受け取った記憶がある。今になって再会することがあるとは思わなかったが。

更にそのROMの中を確認してみると、とある配信ポケモンが居た。

またこの季節に数奇なめぐり合わせである。

ジラーチ (ネガイボシ) - ポケモンWiki

2003年の初配布ポケモンが、未育成の状態、受け取ってそのまま取り残されていようとは思わなんだ。

1000年に1度目覚める設定なのに追加で20年近くこのROMの中で眠り続けていたんだね。

ジラーチといえばなのだが、個人的に海外版の配信(?)個体が親名が「WISHMKR」となっているものが居て、色々と繋がりを追えて好きなんだ。

おそらくはWish Makerを文字数限界まで詰め込んだものだと思う。

この名前は劇場版の映画「七夜の願い星ジラーチ」に登場する先年彗星のおまもりとして同じ名前が使われている。別名タイトルにも含まれる「七夜の願い星」とも。

作品上では、ハルカがこのおまもりに目を留め、売り子から「先年彗星が見える七日間、願いを込めて一つずつ星を織り込んでいき、七つの夜が終わるとき君の願いが叶うかもしれない」というなかなか商売上手な接客を受けて購入した。これがまた中々おしゃれ。

youtu.be

物語の道中、毎夜楽しみに折り込んでいたものの、七夜目はジラーチを巡る大惨事に紛れ、折り込むのを忘れていしまっていたことに気づく。

気づいたハルカは、「でもいいの、本当の願い事はいつか自分で叶えるから!」として、一向は冒険を再開する結びとなる。

忘れずに折り込んでいて願いがかなったifの話で親名そんな名前だったりしたりするのかなとか、映画関係なくつけられたのかもとか、色々考えられて良い名前だなぁとしみじみ思う。

子供の頃の願いってのは大人になってどんな風に昇華したっけかな。祈りだったか望みだったかは定かではないが、忘れないようにしたいね。

 

open.spotify.com

いつ聞いてもいい曲だ。

 

当初の予定にはなかったが、せっかくなので彼も最新世代へ連れて行こう。ポケモンでしか出来ない遊びだ。